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​価格帯について

いざ建てようと思っても、いくら必要なのかは重要な問題です。

問題ではあるけれどあまりよくわからないのが、建築価格についてです。いわゆる坪単価といっても、施工面積で計算しているのか、延床面積なのか、工事はどこまでが含むのかなど、明確な基準がないのであまり指標になっていないのが現状ではないでしょうか。

建築する場所の条件や面積なども様々なので、価格設定は悩ましい問題なのですが、業界全体を見渡すと平均価格での比較ですが、下記のようになっているようです。

この中で、私たちは特段の変わった要望がない限り、A〜Bの範囲内、建物完成引き渡し時の坪単価でいうと60~80万円の間で納まるように進めています。

価格グレード順

S:アトリエ系設計事務所、財閥系ハウスメーカー

A:大手ハウスメーカー

B:パワービルダー、地域工務店

C:建売りメーカー

アトリエ系設計事務所

いわゆるアトリエ系設計事務所と呼ばれる事務所は、特徴的なデザインを売りにしていることが多く、細かな部分の見え方も検討して図面を作成します。全部で100枚くらいは図面も描きますので、設計料が上乗せされますので、価格が上がります。施工する工務店も、それだけの図面に応じた手間がかかりますので、経費を多く見積もります。設計料が建築費のパーセンテージで決まることも価格上昇に影響があるかもしれません。ただ、それでも欧米に比べると設計料は低く、お得であるとも捉えられます。

財閥系ハウスメーカー、大手ハウスメーカー

いわゆるハウスメーカーは、住宅展示場にモデルハウスなどを持ち、テレビコマーシャルなど宣伝広告に費用を多くかけています。また、アフターサポートのための人材配置や、高い給与水準維持、福利厚生などを充実させるための費用が価格に含まれてきます。

知名度を生かしたブランド力で、高所得者をターゲットにしていることもあり、近年では賃貸アパートなどの建築も盛んに行っています。

パワービルダー、地域工務店

これらの会社が日本の住宅建築の7割を作っていると言われています。会社数が多く、個人事業主としてやっている大工さんも含みます。技術やデザインは大手ハウスメーカーに追従するような形をとっているところが多く、開発費や宣伝広告費などを抑えている分割安です。

建売りメーカー

​土地と合わせて、低価格で販売します。

薄利多売のビジネスモデルなので、売れ残りを防ぐために百万円単位の大幅値引きも行うようです。地元不動産屋や地域工務店では太刀打ちできないほどの価格です。建物仕様については最低限のレベルです。

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