工房では30年ほど前より、森林組合から原木で購入し、木の家を作ってきました。
なぜこのような家を作り続けるのか。
その理由は、木を使うことによって、気持ちの良い空間になるからです。
この気持ち良さは、体験してみないとわからないのかもしれません。
匂いや雰囲気といった感覚的なものです。
素敵な言葉や切り取った写真からは伝わりません。
体験したほとんどの方が、こんな家があるんだという発見をします。
また、時間が経過した木の色合いは、心を落ち着かせてくれます。
築30年の木の家に住んでいますが、美しく年老いていってくれているという気がしています。
初めからこの色合いにしたいと望む方もいますが、時間が経過するのを楽しんでくださいと言い、何もしないことにしています。
こんなにも素晴らしい素材が身近にありながら、全く使われていないことが不思議です。
新築時だけでなく、10年後、20年後を想像してみてはいかがでしょうか。
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