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執筆者の写真代表取締役 丸山裕平

その家は誰が作る家なのか

私は大工を10年ほどやり、設計をし、経営をしています。


そんな経験を通して感じた事は、立場が変われば、どのように家を作るか考え方が変わると

いうことです。当たり前かもしれませんが。


例えば、

大工であれば設計図を元に、いかに効率良く作るかを目的としました。

設計者であれば、大工、経営者、施主の意見を聞き、手早く図面にすることを目的としました。

経営者であれば、いかに安く作り、高く売ることを目的としました。


3者とも利益をあげるという共通の目的は持っていますが、アプローチが違います。


そんな経験を経て私は、設計者中心の家づくりが良いと考えています。

建築は科学的な面があり、技術や知識は更新されていきますので、日々学習を積みやすい環境にある設計者が中心になるのが良いと考えます。

大工や経営者の持つ視点を採り入れ、お客さんや社会のことを考慮して、方向を示すのは設計者だと思います。

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